Takako Ono    Pianist & Composer        



 

Ensemble Lunata  プロフィール


齋藤宏愛(フルート)札幌出身、合唱を歌う母と音楽好きの父の影響でクラシックに興味をもち、小学校の吹奏楽を機にフルートを始め、札幌のHBCジュニアオーケストラなどで演奏。森圭吾氏(元札幌交響楽団主席)のもとで本格的にフルートを学ぶ。1993年より武蔵野音楽大学器楽学科入学、中山早苗女史に師事。1997年卒業後渡独、デトモルト音楽大学にてリヒャルト-ミュラー-ドンボア教授のもとでフルートとアンサンブルの基本、ミヒャヘル-アヒレス教授のもとで、ドイツの伝統的な演奏スタイルを学ぶ。ニュルンベルク音楽大学院にてグンターポール教授(元バンベルク交響楽団首席)に師事し、オーケストラ演奏と様々なアンサンブルの経験を積む。2003年国家演奏家資格を習得、同時に音楽教育ディプロムを得る。ニュルンベルクモーツァルト室内楽コンクール、ニュルンベルク新聞主催木管コンクール第2位。2007年インターナショナル・フリードリッヒ・クーラウコンクールのアンサンブル部門第1位。

卒業後ニュルンベルク近郊の街で後進の指導にあたる傍ら、オーケストラのソリスト、室内楽にて演奏、録音を行っている。2008年日本人とドイツ人によるフルートアンサンブルJaDeQuratettを結成、フルート4本のオリジナル作品を演奏。またメトロポール音楽協会主催のコンサートに参加、様々なアンサンブルの編成の作品の演奏、初演を今日まで行っている。2009年より小野貴子氏のKunsttrifft mit Kompositionの作曲プロジェクトコンサートに参加、2014年より作曲家兼クラリネット奏者のRebeccaTretscher氏によるジャズとクラシックの演奏家11人によるRebecca Tretscher Ensemble11のメンバーとして、ドイツの様々な都市での演奏、音楽フェスティバルに参加。2015年にはビュルツブルクモーツァルト音楽祭にてモーツァルト作曲フルートとハープの為の協奏曲のソリストを務める。エアランゲンバッハ合唱団に入団。日本歌曲を中心の歌うJapanischeChor Hibiki合唱団を結成。インターナショナル・F・クーラウ協会会員、日本フルート協会会員、ニュールンベルク・メトロポール作曲家協会会員。バイロイトイースター音楽祭、カール・オルフ音楽祭出演。

小野貴子(ピアノ・作曲)写真家の両親の下に長女として横浜に生まれる。幼児期より芸術、舞台、色彩などに強い関心を見せ、本人の絶大な希望により『ヤマハ音楽教室幼児科課程』に入室、初めての音楽教育を受ける。その後『ヤマハ専門コース』へのオーディションに合格、同コースにて4年間作曲、楽典、ピアノ演奏を壁真理子氏に師事、修了作曲フルートとピアノのための"雪の幻想"作品4にてジュニアオリジナルコンサートに出演(当時10歳)。ヤマハ専門コース修了後、ピアノ演奏に重点を置き作曲とは距離を置くようになる。桐朋学園大学演奏学科ピアノ専攻入学、二宮裕子氏に師事。在学中は音色、バランスに強く関心を持ち如何にピアノという楽器で歌うかを追求し続けた。1999年渡独、リューベック音楽大学にてマンフレッド・フォック教授のもとで伝統的ドイツ音楽解釈を中心に学び、2001年よりニュルンベルグ音楽大学大学院にてヴォルフガング・マンツ教授に師事。総合的な楽曲理解、ダイナミックな構成力、確実なテクニックの追求、そしてピアニストとして揺るがない個性の確立を探求する。在学中にモーツァルト協会室内楽コンクールに於いてピアノ三重奏にて優勝、ぺスカーラ国際ピアノコンクールにて三位入賞。2003年ドイツ国家演奏家資格を得て卒業。

オーケストラとの共演、ソロリサイタル,室内楽コンサート、録音など演奏活動を重ねていくうち ある時過去の偉大な作曲家の残した芸術作品を再生するだけの役割でなく、また現代曲におけるモティーフの展開と不協和音を鳴らし続ける役割でもなく、自分の現在の感覚で心に共鳴した瞬間を再生したい”という強い思いがこみ上げ2007年より再び作曲活動を開始。CD“インプレッション”(ドイツ・パグマレーベル)にラヴェル、ドビュッシーの作品と共に自作曲を録音。また“ピアノトリオ1&2”自作曲のみ収録のCDもリリースされている。なかでも作品”俳句組曲”(フルート、チェロ、ピアノ)”時空”(2本フルート、ピアノ)はドイツ・シュリンクス出版社より楽譜出版され日本でも輸入販売されている。またピアノ、器楽曲作品の他、合唱団、邦楽演奏家、またジャズバンドへの楽曲提供なども行っている。もう一度作曲を試みる事により過去の大作曲家に対し一層深い畏敬の念を抱きつつ、さらに自分の音楽界を模続し続けるける。2015年クラシックラジオ(ドイツ)よりオリジナル作品で優れた演奏活動を行っているアーティストに贈られるClassix Award 2015に選出される。